前回ので受給者証は分かったけど、「療育手帳」
ってどういうものなの?
保育士パンダ(@pannda_blog21)です。
そのお悩みを解決していくね!
- 「療育手帳」という福祉サービスについて解説
- 【現役保育士が伝える】「療育手帳」の障がい割引等に関するメリット・デメリットを徹底解説
- 福祉サービスである「療育手帳」の申し込み方法について解説
この記事では「療育手帳」の位置づけや、なぜ持っていた方が良いのかについて
悩んでいる方に向けて、現役保育士の私が分かりやすく徹底解説します!
先に結論を言います。
「療育手帳」を持っていると様々なサービス(駐車場や電車賃など)が割引されます。
しかし、障がいを持っているから必ず「療育手帳」を持てる!ということはありません。
そのため、事業所や病院・療育センターなど連携を取りながら、理解を深めていくことが
大切になっていきます。
- 「療育手帳」を持っていると水道代など様々な料金が安くなる
- 「療育手帳」を取得するとメリットが大きい(デメリットも多少ある)
- 毎年ではないが、「療育手帳」を更新する必要性がある
基礎から「詳しく知りたい!」という方は、こちらから飛べます。
現役保育士である私が、療育支援に携わっているため誰かの悩みを少しでも
解消できたらと思います。
「受給者証」や「療育手帳」など専門用語が多いため、分かりやすく解説していきます。
もし近くで療育について悩まれている方がいましたら、ぜひ声をかけて「こういったブログもあるよ!」
と気持ちに寄り添っていただけたらと思います。
私のこれまでの療育支援に携わるまでの道のりは、下記の記事が参考になると思います。
よかったらのぞいてみてください。
1.「療育手帳」という福祉サービスについて解説
みなさんは「療育手帳」と言われたら、何を想像しますか?
療育を証明する手帳などといった声があると思います。
障がいにおける福祉分野の認知度はまだまだ低いのが現状です。
注目されるとしてもパラリンピックなどの期間限定のケースも多いため
みなさんの疑問の解消になれたらと思います。
ここでは分かりやすく説明していきます。
このパートでは
- そもそも療育手帳とは?
- 療育手帳の役割とは?
- 療育手帳のニーズとは?
「療育手帳」について教えて~
一つずつ解説していくね!
そもそも療育手帳とは?
療育手帳とは
知的などの障がいを持っている方の障がい児・者手帳です。
東京都では「愛の手帳」と呼ばれています。
細かく説明していきます。
- 療育手帳には判定基準がある(B2:軽度やA2:重度など)ため
- 知的指数(IQ)によって、交付されるかが決定するため
- 就職活動の際に活用できるため
療育手帳は誰でも申請すれば交付されるということはありません。
しかし、実際に持つことができれば多少のデメリットはありますが
様々なサービスを利用することができます。
もし悩んでいるご家族様がいたら、役所や療育センター・放課後等デイサービスに
ご相談してみてください。
療育手帳の役割とは?
療育手帳には、これから説明していきますが沢山の福祉サービスを
控除して受けられます。
大まかな意味や存在意義について、なぜ必要なのかなど
少しずつ分かっていただけたかと思います。
「受給者証の時みたいにとりあえず取ればいいんでしょ!」と疑問に
思う声もあると思います。
詳しくお伝えさせていただきます。
療育手帳には様々な課題もあります。
- 各自治体(東京都や神奈川県など)によって、療育手帳の判定基準があやふやなところ
- 急な療育手帳の判定基準の変更によって、療育手帳を返納するケースもあり
「詳しく知りたい!」という方は、こちらから飛べます。
療育手帳にはまだまだ不十分な機能があります。
そういった部分を補っていくためのプラスとしての役割
があります。
療育手帳の主な役割とは
- 平等な人はいない(障がいがある・なしに関わらず)
- 療育が必要な方こそ、申請する必要がある
- 少しでも家族の負担が減るようなサポート体制(水道代などの光熱費が安くなる)
現役保育士である私も最初は、「療育手帳とはなにか?」詳しく
分かりませんでした。
しかし分からないものを分かろうとするための経験は
人生の財産だと私は思います。
分からないことが結局分からないままで
終わってしまうことって多いよね!
もし身近に相談できる人など、いなかったら
いつでも保育士パンダに相談してね!
これを機に保育士・療育の保育士など様々な仕事について
興味を持っていただけたら全保育士が救われます。
保育士の資格取得へのプロセスについてはこちらの記事が
参考になると思います。
よかったらのぞいてみてください。
療育手帳のニーズとは?
結論から言います。
療育手帳はニーズありまくりです。
ここまで説明してきましたが、療育手帳があると本人だけでなく
本人を取り巻く家族にも影響は出てきます。
しかし、一つだけ忠告させてください。
「受給者証や療育手帳を持つ!」ということは、障がいをこの子は持っていると
自覚する必要もあります。
周りからの冷たい視線も今後増えてくる可能性があります。
保育士にもそういう冷たい目線は高い確率であります。
お悩みがありましたらいつでも保育士パンダ(@pannda_blog21)
にご相談してくださいね。
保育士の給与について詳しく知りたい方は
こちらの記事が参考になると思います。
よかったらのぞいてみてください。
2.現役保育士が伝える「療育手帳」の障がい割引等に関するメリット・デメリットを徹底解説
現役保育士として働いていると様々な意見を親御様からいただく
ことがあります。
「療育手帳を持っていれば、その子は報われるの?」や「その子を利用して親が価値を得るだけでは?」
といった考えを持っている方も実際にいます。
疑問は山ほどあり、何が正解とは言えません。
ここではその疑問を少しでも解決させていただきます。
それに伴い、「療育手帳」のメリット・デメリットをお伝えさせていただきます。
メリット・デメリットどちらも同じくらい
あるんだね!
ここではデメリットについて詳しく
解説していくね!
「療育手帳」のデメリット①子どもが障がいを持っているという事実と向き合わなければならない
療育手帳というのは、簡単に言えば療育をこの子は必要としている
証になります。
つまり親御様は自分たちの子どもには、障がいがあるという壁と向き合う必要があります。
なぜなら
- 自分たちの子どもだから
- 障がいを受け入れる覚悟が必要であるから
- 障がい=面倒が見切れないは育児放棄に結びつくから
伝え方が冷たいと思われる方もいらっしゃると思います。
しかし事実であり、変えることのできない運命でもあります。
様々な親御様も事実と向き合って、以前説明した児童発達支援や放課後等デイサービス
をご利用されている方がほとんどです。
決して一人ではないということを忘れないでください。
見方は私も含めて沢山いらっしゃいます。
療育には療育の保育士の仕事があり、普通の保育士とはまた違う角度
からの視点が必要です。
保育士の役割についての詳しい内容は、下記の記事が
参考になると思います。
よかったらのぞいてみてください。
「療育手帳」のデメリット②手続きに時間がかかる
「療育手帳を申請すれば、1週間も経たずで発行されるんでしょ?」と
思われる方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、約1か月は療育手帳の交付まで時間がかかります。
上記が一連の流れとなります。
- 知能検査の実施
- 医師からの本人へのヒアリング(イメージとしては面談みたいなこと)
挙げれば沢山ありますが、様々な施設が関わってくることもあるため
療育手帳の交付には時間がかかります。
そのため行動するのも早い方が後が楽になります!
「療育手帳」や「受給者証」が必要になるのは「児童発達支援」
と「放課後等デイサービス」です。
「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」とは!?や利用についての詳しい内容は
下記の記事が参考になると思います。
よかったらのぞいてみてください。
「療育手帳」のデメリット③何年かに一度、更新をする必要がある
「受給者証」の記事の時にも説明しましたが、福祉サービスには
更新が必要不可欠となります。
ただし「受給者証」とは異なります。
- 毎年、更新する必要がない
- 基本的に年齢によって更新する頻度が変わる
- ベースとしては2年ごと、更新する必要性がある
毎年、更新する必要がないのは
ありがたいね!
その分、忘れそうになることもあるから
気を付けないといけないね!
「療育手帳」にも更新が必要であることがご理解できたかと思います。
忘れてはいけないことは、「療育手帳」を返納するということは障がい児・者割引は
もうご利用できないということになります。
「療育手帳」の話の中で、度々でている「受給者証」についての詳しい内容は
下記の記事が参考になると思います。
よかったらのぞいてみてください。
3.福祉サービスである「療育手帳」の申し込み方法について解説
「療育手帳の細かいことは理解したけど、結局手続きが
めんどくさいんでしょ?」と考える方があると思います。
その疑問をこのパートでは詳しく解説します。
上記が一連の流れとなります。
- 親御様が役所へ行き、申し込みをする
- 役所から、児童相談所へ通達をして様々な機関(病院の医師や心理判定員など)と協議する
- 協議を経て、療育手帳が必要であると児童相談所が判断して認可する
- 児童相談所が役所に伝え、役所から約1か月程で直接or郵送で療育手帳の交付となる
「児童発達支援」や「放課後等デイサービス」でのレクリエーションなどで、療育手帳を使う機会
が増えるため、逆算して取得するのがおすすめです!
一つずつ解説するね!
①親御様が役所へ行き、申し込みをする
療育手帳の申し込みはお住いの市・区役所に行くことが必要です。
役所に必要なものは
- 身分証明書
- 印鑑
- 発達検査結果の書類
- 療育手帳交付申請書(役所に置かれています)
早めの行動がやっぱり大事なんだね!
必要なものを忘れないようにしとかないと!
分からないことがあったらいつでも
聞いてね!
②役所から、児童相談所へ通達をして様々な機関(病院の医師や心理判定員など)と協議する
「児童相談所、何か聞いたことある」って方もいらっしゃると思います。
児童相談所とは
主に18歳未満の子どもが心身ともに健康的に過ごせる居場所である
(親からの虐待や親から育てられない通告があったりなど、それぞれの事情がある)
「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」の子どもは18歳未満であるため、
児童相談所が療育手帳の判定を行います。
機関との話し合いの協議のもと、作成されていきます。
③協議を経て、療育手帳が必要であると児童相談所が判断して認可する
様々な機関(医師など)と連携して「療育手帳が必要であるか?」を発達検査などを用いて、
判断していくこととなります。
認可されればいよいよ療育手帳が
交付されるってことだね!
④児童相談所が役所に伝え、役所から一か月程で直接or郵送で療育手帳の交付となる
児童相談所から認可の意向を役所に伝え、そこから療育手帳の交付となります。
まとめ:福祉サービスを利用する一歩として「療育手帳」が必要不可欠な存在
そのため、事業所や病院・療育センターなど連携を取りながら、理解を深めていくことが
大切になっていきます。
- 「療育手帳」を持っていると水道代など様々な料金が安くなる
- 「療育手帳」を取得するとメリットが大きい(デメリットも多少ある)
- 毎年ではないが、「療育手帳」を更新する必要性がある
基礎から詳しく知りたい方は、こちらから飛べます。
ここでは福祉サービスの一つである「療育手帳」について詳しくお伝えしました。
「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」には、「受給者証」と「療育手帳」が
あることが重要ポイントです。
まだまだ障がい(療育分野)については分からないことが多いと思います。
現役保育士の私でも、日々新しい発見がどんどん出てきます。
そんな私が皆様のお役に立てていたら嬉しいです。
分からないことがあったらいつでも
保育士パンダ(@pannda_blog21)に聞いてくださいね!
少しでもこの記事が誰かの役に立ったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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